Meintenance Of Jeans

from beginnings to 1849
ジーンズの素材であるデニムの発祥地はヨーロッパであり、その起源は、15世紀にフランスのニーム地方で織られた サージ生地とするのが、現在では最も有力な説だ。デニムという言葉も、ニーム産のサージを表すフランス語、Serge de Nimes=セルジュ・ドゥ・ニームのde Nimesが、アメリカ訛りで読まれることにより、自然発生的に生まれたとされている。その他にもこの時代には、イタリアの港町ジェノバで働く水夫と彼等がはくボトムスをGENES=ジーンズと呼んだという説、そして1492年にアメリカ新大陸を発見したコロンブスの帆船サンタマリア号の帆が、デニムを素材にしていたという説などが残されている。特に、サンタマリア号をアメリカ大陸へと導いた風を受けた帆が、デニムで作られていたという説は興味深い。その説が事実なら、デニムはアメリカ大陸を西へ西へと進んだフロ ンティアの起点にすでに存在し、アメリカの発展と共に世界へと羽ばたいていったことになるからだ。
コロンブスの新大陸発見後、ヨーロッパ諸国から北アメリカ大陸に入植した人達の中には、現在のアメリカで今もなお傑作品と評価される品々を生み出したクリエイティブな男達が数多くいた。そして、後にジーンズの生みの親として歴史に名を残すふたりの男も、彼等同様に新大陸に夢を託したフロンティアーズマンだった。リーバイ・ストラウスは1829年、現在のドイツ、バイエルンに位置したババリア王国で生を授かり、17才にしてアメリカに入植し、ケンタッキー州レキシントンから初めての行商に出かけている。そして、ヤコブ・デイビスは1831年にバルティック海に面した港町リガで誕生し、リーバイが新大陸を目指した8年後、23才にして希望に胸を膨らませ新大陸 を目指した。
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●写真資料提供/リーバイ・ストラウス ジャパン