Meintenance Of Jeans

from 1850 to 1849
1873年5月20日に「衣料品のポケット補強に金属リベットを使用する方法」として特許が認可されるや、まだひとつだけだったバックポケットにアーキュエット・ステッチが施された。現在使用されている衣料品の商標としては最も古いものとされるこのステッチは、ロッキーマウンテンの鷲をモチーフにしたという逸話も残されているが、サンフランシスコ大地震による資料消失により、この説を証明することはできない。しかし、フロンティアのシンボルとして生まれたジーンズのモチーフの誕生逸話としてはロマンを感じさせる重要な説とは言えないだろうか。
この頃、ヨーロッパにおいてもジーンズ史に大きな影響を与える出来事が起きる。1878年のドイツにおいて合成インディゴが発明されたのだ。もし、ジーンズの素材であるデニムの染料に天然素材を使うことが余儀なくされていたとしたら、現在のジーンズの発展はなかったともいえる画期的な出来事だ。天然染料には不純物が含まれるが、合成は100%インディゴの成分で作られるためピュアインディゴの名で親しまれ、ジーンズの歴史に多大なる貢献をしていく。
リーバイ・ストラウス社は、素材をデニムにシフトしていくと共に、1886年には、現在のパッチのルーツとなるツーホースマークを記したオイルクロスの保証書を採用。そして、1890年代に入るやジーンズをさらに進化させることに全精力を注いでいくことになる。
また、1889年にはリー・ジーンズのファウンダーとなるヘンリー・デヴィッド・リーがカンサスにてH.D.リー・マーカンタイル社を創業する。同年には1884年にデトロイトで家具卸売り業として操業を開始したカーハート社がワークウエアの製造を開始するなど、ジーンズは着実な進化と拡大の歴史を歩んで行くことになるのだ。
     
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●写真資料提供/リーバイ・ストラウス ジャパン