Meintenance Of Jeans

from 1990 to 2001
1990年代に行なわれたシルエットバリエーションの開発拡充、そしてヴィンテージジーンズ再発見の旅は、 21世紀を目前に新たな展開を見せる。 デニム素 材がジーンズメーカー以外のアパレルにおいても広く使われ始め、 デザイナーズブランドやレディースアパレルなどが、より自由な発想によりジーンズをデザインし、新風を巻き起こした。
その最中、リーバイス(R)から画期的なジーンズがリリースされた。 1999年末に発表された「リーバイス(R)エンジニアド・ジーンズ」だ。 ボディには、人間の体型に合わせた立体裁断が駆使され、デニムもまたひと味もふた味も違ったテイストを持つこのジーンズは、 次世代のジーンズのひとつのあり方を提示したものだ。 長い歴史を持つリーバイス(R)の、時の流れの中で培ってきた 「伝統と革新」の鋭さがプロダクト化されていることも、見逃せない要素だ。
一方、レディースジーンズを中心として、よりタイトなジーンズファッションが普及。 ブーツカットシルエット、ストレッチ素材などの登用を経て、 2000年に股上を極端に浅くしたローライズ・ジーンズが登場し、 現在のタイトファッションにおける頂点を築き上げている。 ローライズは、レディースのみならずメ ンズジーンズにも、新鮮な息吹を与えていることも見逃せない。
また、ジーンズにファッション特有のテイストセグメントが生まれていることも現在のジーンズの特徴だ。 ヒップホップ、オリエンタル、リバイバル、ミリタリー、 ワークなどのファッショントレンドが、ジーンズを媒介にして表現されているのだ。
ワークウエアとして出発し、今や日常着として、そしてファッショントレンドとして進化し21世紀を迎えたジーンズ。 これからも、時代の流れの中で進化し続け、あるときには原点回帰をして自らのアイデンティティを再確認し、 新たな発見を見いだしていくだろう。 より自由になるためのウエア、ジーンズの歴史は、 今も日一日と新たなページが書き加えられている。
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